私が1年間ボイトレ教室に通った際の実体験を紹介します。
- ボイトレの効果が出るまでにかかる時間
- ボイトレ教室に通った効果
- ボイトレ教室の費用
ボイトレに通っても実際に効果があるのか不安な方におすすめです。
ボイトレ教室に通った効果の推移

私のボイトレ開始時のスペックから説明していきます。
年齢 | 25歳 |
歌唱力 | ●音域が狭い ●音痴 ●カラオケで歌うと周囲が微妙な空気になる |
ボイトレ目的 | 音域の狭さと音痴を克服する |
ボイトレ受講スタイル | ボイトレ教室(オンラインではない) |
レッスン頻度 | 月2回 |
私のボイトレ開始時は、自他共に認める歌下手でした。
この歌下手を克服するために25歳でボイトレ教室に入会してからの私の歌唱力の推移です。

※図の歌上手、歌下手の基準は、私の感覚です。
①基礎的な練習開始(1か月目)
腹式呼吸、歌う際の姿勢などについての基礎的な練習をしていました。
この時点では歌唱力が上がっている実感はありませんでした。
②高音が出始める(2か月目)
この時点ですぐに歌うときの声が出しやすくなっていて、効果を実感していました。
発声する際は、声を頭のてっぺんから出すような感覚で出すなど基礎的な発声方法を練習していました。
まだ歌下手ですが、ここからは歌唱力が上がってきているのが実感できる時期なので、レッスンがとても楽しかったです。
③中音域がきれいに出始める(4か月目)
当初高音が出るようになればよいと思っていましたが、鼻腔共鳴(鼻の空間で声を響かせる発声方法)を覚え始めると中音域がきれい響くようになり始めました。
この他にも様々なレッスンをすることで音域が広くなり、歌唱力は飛躍的に伸びていきました。
④普通程度の高音が出るようになる(7か月目)
9か月目にして普通程度の高音は出るようになりました。
この頃には高音が出るようになったことで音痴は、克服していました。
⑤裏声の練習に入り上達が止まる(9か月目)
この時点では、歌唱力の向上はストップしていると感じていました。
裏声の練習に入りましたが、もともと裏声が苦手だったこともあり、なかなかうまくなりません。
この頃は、ボイトレを続ける意味があるのか悩んでいる時期でもありました。
かなり悩んだ結果、ボイトレ教室に1年間通って次の理由でボイトレを辞めることにしました。
- 歌唱力が向上しなくなった
- ボイトレで習得したいと思えることがなくなった
- 当初の目的である音域を広げること、音痴改善を達成した
ボイトレに通ってから当初の目標を達成したのは、9か月目でしたが、2か月目から自分の成長が実感でき、それ以降のレッスンは、とても楽しかったです。
ボイトレ開始前の状態
私がボイトレを始める前はカラオケに行くと次の状態になっていました。
- 歌下手過ぎて歌うと周囲に微妙な空気が流れる
- 高音が出ないため低音で小さい声で歌う
私は、発声できる音域が極端に狭くほとんどの男性の曲を歌うことができませんでした。
カラオケで歌う時は、女性の曲を1オクターブ下げて歌っていました。
それでもサビの高音域は、高すぎて声が出ません。
高音が出ない時、低音に戻ると音程が分からなくなり、音を外してしまう状態の音痴でした。
ですので私が歌うと微妙な空気が流れます。
まさに歌の公開処刑で、とても辛い思い出です。
ボイトレを始めた目的

私がボイトレを始めた目的は、次の通りです。
- 音域を広げる
- 音痴を克服する
まず自分の歌下手の原因は、音域が狭すぎることだと思っていました。
音域が狭いのでサビの高音域が出なくなり、高音から低音に戻った際に音を外してしまいます。
高音を出せるようになれば音痴も克服できると考えました。
実際は、音域が狭すぎることの他に腹式呼吸、姿勢などの発声の基礎ができていないことも歌下手の原因でしたが、それはボイトレに通ってから分かりました。
ボイトレ教室に入会

とにかくこの歌下手をなんとかしないとと思い、近くのボイトレ教室を探しました。
インターネットで検索したところ最寄駅から2駅先の駅にボイトレ教室があることを知りました。
当時インターネットの情報は今よりも少なく次のことが分からず困っていました。
- ボイトレ教室で何をやるか
- 生徒の年齢層
- 初心者がボイトレを始めてよいのか
25歳にもなってボイトレ教室なんて不相応なんじゃないかと、いろんな不安を抱えていましたが勇気を出して入会申し込みをしました。
ボイトレ教室に通っている生徒の年齢層は、次の記事で紹介しています。
ボイトレのレッスン形式
私のボイトレのレッスン形式は、実際にボイトレの教室に行ってレッスンをする形式でした。
2007年当時は、オンラインでボイトレをする環境がなかったため、教室でのレッスン1択という時代でした。
オンラインでボイトレする場合、通信の遅延で講師が伴奏できないため、オンラインではなくボイトレ教室に通ってよかったと思っています。
実際のレッスン
①準備体操(15分)
CDからお手本の音声が流れ、その後続けて同じように発声します。
この時、講師は教室内に不在で生徒一人での練習となります。
②発声練習(35分)
講師が生徒の発声を聞いて、生徒の声帯の状態、喉の状態を判別し、悪い点を改善するための様々な練習を行います。
基本的に講師がお手本を見せ、その後で生徒が発声する流れでした。
一例として次のような練習をしました。
腹式呼吸
「すーっ すーっ すーっ すーっ」と連続で息を吐きます。
お腹を動かすことに集中して肩を動かさないように注意します。
音域拡張
「ド レ ミ ファ ソ ファ ミ レ ド」 の音程で「あーあーあーあーあーあーあーあーあーー」と
発声します。
半音ずつ音程を上げていき5セット繰り返します。
高音域に達しても喉が閉まらず高音の発声がしやすくなります。
鼻腔共鳴
鼻腔共鳴は、鼻腔で音を共鳴させて発声の声質が響いてきれいに聞こえるようにする発声方法です。
練習方法は、口を閉じて「ん-」とハミングで発声し、発声したまま口を開けて「まー」と発声します。
これらの練習で本当に自分の歌声が改善できるのかと疑問に思うかもしれませんが驚くほどの効果があります。
ボイトレは独学でもできるように思えますが、できません。
理由は、独学で練習しても、その発声が本当に正しくできているのか自分では分からないためです。
講師に発声方法、腹式呼吸などの状態を見てもらい、誤りを指摘してもらいながら発声を改善する必要があります。
ボイトレ教室に通う一番の価値は、講師に自分の発声を聞いてもらい、発声の誤りを改善する練習方法をしてもらうことです。
③課題曲の練習(10分)
予め自分が練習したい課題曲を決めます。
課題曲は何でもよくて、私はコブクロ、平井堅、TOKIOなどの自分が好きな曲にしていました。
課題曲を歌って、講師がそれを聴いた上で上手く歌えるように抑揚やアクセント、息継ぎのタイミング等の改善点を指摘してもらい練習します。
課題曲は大体レッスン4回ごとに変更していました。
発声練習で全体の歌唱力、課題曲の練習で曲ごとの歌唱力を向上させます。
ボイトレに要した費用

初期費 | 0円 |
レッスン料(月2回) | 8,400円 |
カラオケ代(月1回 3時間) | 1,200円 |
※ボイトレ教室に通ってい2007年当時の金額
2007年の話になるので現在よりもレッスン料がかなり安いです。
カラオケは、毎週行って練習するべきでしたが、さぼって月1回しか行ってませんでした。
ボイトレ教室に通った感想

ボイトレに通う前は、本当に効果があるのか疑問でした。
でも実際に通ってみると1か月ほどで効果が出始めて、最終的には当初の目的である音域を広げることと音痴の克服は、達成できました。
ボイトレは独学でもできるように思えますが、できません。
理由は、独学で練習しても、その発声が本当に正しくできているのか自分では分からないためです。
講師に発声方法、腹式呼吸などの状態を見てもらい、誤りを指摘してもらいながら発声を改善する必要があります。
ボイトレ教室に通う一番の価値は、講師に自分の発声を聞いてもらい、発声の誤りを改善する練習方法をしてもらうことです。
ボイトレ教室に1年間通って高音発声と音痴の克服ができ、とてもよかったと思っています。
おすすめのボイトレ教室は、次の記事で紹介しています。